前払い・着手金とは
前払いは、納品より先に報酬を受け取る取り決めです。そのうち、制作を始める段階で報酬の一部を受け取るものを着手金と呼びます。「着手金として半額、納品時に残額」といった形がよく使われます。
もう少し詳しく
この仕組みが使われるのは、作り手側の不安をやわらげるためです。 制作にはまとまった時間がかかるのに、支払いは納品後というのが一般的です。 途中で連絡が取れなくなったり、完成後に支払われなかったりすると、その時間がまるごと失われてしまいます。
依頼する側にとっても、条件がはっきりしているほうが安心できます。 「着手金をいただいてから制作を開始します」と最初に伝えておけば、 支払いのタイミングを巡ってやり取りが増えることもありません。
あわせて決めておきたいのが、途中でキャンセルになったときの扱いです。 どこまで進んでいたら着手金を返金しないのか、工程と結びつけて書いておくと基準が明確になります。 「ラフ提出後のキャンセルは返金なし」といった形です。取り決めた内容は、必ず記録に残しておきましょう。
こんな時に関係します
- 初めて取引する相手から依頼を受けたとき。
- 制作期間が長い案件を引き受けるとき。Live2Dのモデル制作など、数週間かかる仕事で使われます。
- 料金表に支払い条件を書くとき。料金表メーカーの注意事項欄に書いておけます。
- 見積書を出すとき。備考欄に支払いのタイミングを書いておくと、合意の記録になります。見積書メーカーが使えます。
よくある質問
- Q. 着手金はどれくらいが目安ですか
- A. 半額とする方が多いようですが、決まりはありません。制作期間の長さや、材料費・外注費が先に発生するかどうかで考えるのが現実的です。
- Q. 前払いをお願いすると失礼になりませんか
- A. 制作の分野では広く行われている取り決めです。料金表や見積書にあらかじめ書いておけば、個別に切り出す必要がなくなります。
- Q. キャンセルになったら返金すべきですか
- A. 取り決め次第です。どの工程まで進んでいたら返金しないのかを、事前に決めておくとトラブルを防げます。
関連する用語
この記事は一般的な考え方を説明したものです。税務や手続きの取り扱いは 状況によって異なるため、判断が必要な場面では公的機関の案内を確認するか、 税理士などの専門家にご相談ください。